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2021年3月2日

今日は、”親知らず”についての話です。

 

親知らずは、日本人を含めたアジア系の人々の多くで

引き起こされやすい問題です。

しかし、厄介なのは、

親知らずによる症状が出ていない、

又は症状を自覚していない方がほとんどである事です。

 

つまり、

親知らずはほとんどの場合、

他の歯と同じように真っすぐ生えないのです。

そのほとんどは、歯肉の中に潜っているので、

親知らずがある事を知らない方も少なくありません。

 

歯肉に潜っているので、

生えてないのと同じかと思いがちですが、

ほとんどの場合、

親知らずが完全に骨の中に埋まっている事はなく、

しかも、手前の歯に引っかかっているために

薄い歯肉の下に親知らずの頭が留まっているのです。

これは、

もう口の中の汚れにさらされているのと同じなんです。

 

このような状態は、

歯の大きさに対して、

顎の骨の大きさが十分でないために、

親知らずが並べきらない状況のためにおこります。

 

このような生え方の”親知らず”の問題として、

親知らずの腫れ、痛み、虫歯の発生を

考えるかもしれません。

しかし、何よりも問題なのは、

第2大臼歯と呼ばれる、

親知らずと接する手前の奥歯への影響、

具体的には 虫歯 なのです。

 

親知らずによって引き起こされる第2大臼歯の虫歯は、

ほとんどの場合、

かなり歯肉の下の深い部分にできるため、

治療器材が届く限界を越えてしまい、

治療が困難になります。

たとえもし治療できたとしても、

治療後のお手入れが困難となるため、

結果的に抜歯する事になる事もしばしばあります。

 

つまり、潜っている親知らずを放置していた為に、

その手前の奥歯も失うリスクを高めているわけです。

痛みや腫れが出るまで待ちたい、

という心理はもちろん理解できますが、

手前の奥歯も犠牲になる事を考えれば、

潜伏している親知らずをあらかじめ抜歯しておく事が

大変重要だと思いませんか?

 

他院で

「親知らずはありますが、生えていないのでそのままにしておきましょう」

と言われていた方からすると、

親知らずの抜歯を勧められる事に

抵抗を示す事もあります。

 

もちろん、抜歯をするかしないかは

患者さんのご判断になりますが、

親知らずの抱える問題や影響を

認知されていない状態のまま、

将来に問題を先送りするような事は

避けたいと考えており、

当院では、状況について説明するようにしています。

 

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大岡歯科医院 代表 大岡  洋 大岡歯科医院
/www.harvarddent.com/ 代表 大岡 洋

【経歴】
1997年
東京歯科大学 卒業
1997-2002年
ハーバード大学歯学部・公衆衛生学部大学院
(予防歯科学専攻)修了
Sc.M.(Master of Science)取得
2003年
東京歯科大学非常勤講師
(歯科補綴学:審美および咬み合わせ分野)
2008年
慶應義塾大学特選塾員

【資格】
厚生労働省 臨床研修指導医

【所属学会】
国際歯科学士会(I.C.D)会員
アメリカ歯周病学会(A.A.P.)会員
日本歯周病学会 会員
慶應義塾大学 歯科三田会 会員