2021年3月24日

今日は顎関節症についての話です。

アゴの関節がカクカクするのは、

顎関節症の症状の一つですが、

当院では、

痛みや顎の開けづらさなどの不快症状を伴っていなければ

必ずしも治療の対象とはしておりません。

 

関節は骨と骨をつないでいますが、

その間を取り持っているのが軟骨です。

顎の関節も軟骨があります。

アゴの音はこの軟骨の動きに

問題がおこっている事が多いのです。

軟骨は骨と骨が直接ぶつからないように

クッションの役割をしています。

 

しかし、骨の動きが生理的に動かないと

軟骨がそれをかばわなければならず、

その状態が長く続くと、

長期間のうちに軟骨がひずんでしまう事が多々あります。

顎の骨が動く中で、軟骨のひずみが元の形に戻ろうとする時に

音がすると考えられます。

ですから、顎の音がする場合には

顎の骨の動きが生理的ではない事が考えられるわけです。

 

当院での顎関節症治療では

顎の機能が正常に働くようにする事を

第一の目標にしておりますが、

顎の音については、

長年の軟骨自体の変形の問題が関係していますから、

確実に顎の音をなくせるかどうかはわかりません。

顎の骨の動きを正常化させていく中で、

軟骨にひずみがかからないようにする事で

変形が解消されれば、

時間と共に音が軽減していくと考えられます。

 

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2021年3月22日

本日は、「お口ポカン」現象についての話です。

街で歩いているお子さんを見ていると、

かなり高い確率で

口が自然と開いている「お口ポカン」の状態になっている事に気づきます。

実は成人している方でも同様の方を多く見かけます。

この状態は口呼吸をしている可能性が高く、

慢性的に口が乾きやすく、扁桃腺が腫れやすいなどの傾向が高いと思われます。

口の乾燥は唾液の分泌の低下を引き起こしますから、

虫歯や歯周病の温床になります。

 

口周りの筋肉の力が正常なのに、口を閉じられない場合、

歯並びの問題や口周りの習癖に原因があるかもしれません。

しかし、

口周りの筋肉の力が弱く、口を閉じられない事によるものが

ほとんどだと思います。

 

それはもちろん日常の習癖によるものも大きな要因ですが、

より大きな要因として、私は幼少期に培われたものにあるのではないかと見ています。

特に、人工授乳の頻度が大きく影響しているのではないかと考えています。

 

実は、赤ちゃんが母乳を飲む「吸啜」という作業は

口の周りの筋肉を総動員して吸い込まなければならず、

栄養補給するのに、大変な体力が必要なんです。

そして、これによって口の筋肉が鍛えられていき、

モノを飲み込む「嚥下」という動作ができるようになっていきます。

 

ところが、

人工授乳では何の苦労もなくミルクを飲めます。

なぜかと言えば、

市販のゴム乳首は、どの製品も穴が大きく、

ちょっとした力でも変形するような柔らかい素材だからです。

逆さにすると、自然とミルクが垂れてしまう製品も少なくありません。

ですから、赤ちゃんはそんなに口の筋肉を使わなくても

自然とミルクが口の中に入ってくるわけです。

 

口の筋力が育成されないと、

飲み込みに関係する、頬や舌の筋肉の発達にも影響されてしまいます。

 

口周りの筋肉の発達が弱い場合、

意識的に口周りの筋肉を鍛える必要があります。

 

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2021年3月11日

今回は、歯磨き粉についての話です。

ほとんどの方が毎日の歯ブラシに

歯磨き粉をお使いではないかと思います。

 

「歯周病予防には、歯磨き粉はどのようなものがおススメですか?」

という質問をよく受けます。

 

答えは

歯周病予防の為に有効な歯磨き粉はありません、 です。

ですから、

歯周病対策では、歯磨き粉の使用はおススメしません!

 

歯周病は

歯を支える骨の病気です。

そして、骨を覆うカバーの役割をしているのが歯肉です。

歯肉は血管が豊富な組織です。

歯肉の血液循環の悪化が問題ですから、

歯磨き粉をいくら塗っても、

歯磨き粉の成分の薬効で治せるものではありません。

 

ですから、

歯周病対策では歯磨き粉の使用はおススメしていません。

 

ただ、

二十歳までの乳歯や永久歯の虫歯予防や、

歯の表面の着色予防の為に、

歯磨き粉を使うのはある程度効果的かもしれません。

 

歯磨き粉は用途によって

使うべき場合と使うべきでない場合があるのです。

 

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2021年3月6日

今回は

『歯が原因でない歯の痛み』についての話です。

前回は典型的な歯の内部の神経の炎症症状について話しました。

基本的に

虫歯に関連した歯の内部の神経の炎症は

数日のうちに急激に激烈に痛くなります。

そして、何もしなくても痛くて、痛み止めを飲んでも効きません。

また、痛みは1本の歯に集中します。

 

それに対して

1週間以上続いていて、痛みが強かったり治ったりする、

痛みの強さも、痛み止めを飲むほどではない、

どの歯かわからない(どこも違和感がある)、

体調によって痛み方が変化する、

アゴや頭の痛み、耳鳴りやめまいの症状も一緒に出る事もある、

このような症状を訴えて来院される方がいらっしゃいます。

レントゲンでも特に大きな虫歯が認められない場合、

「歯が原因でない歯の痛み」(非歯原性歯痛)を疑います。

 

短期的な急激な痛みがなく、

その痛みが体調と共に治まる事がポイントです。

そのため、歯の痛みがあるからといって、

痛みのある歯の治療をしても、

歯の内部の神経を取り除いても、

歯の痛みが解消される事はありません。

 

上下の歯の咬み合わせと姿勢の歪みが関連して

引き起こされた症状である事が多いと思われます。

 

当院では、

歯の内部の神経の問題かどうかについて、

問診に始まり、様々な診断方法を駆使し

総合的に鑑別しています。

それは、無駄に歯の内部の神経を取り除きたくないからです。

 

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2021年3月4日

歯が冷たいモノでしみる、痛い

この症状は

多くの方が経験する症状だと思います。

 

もし、極端に冷たいモノ限定で

瞬間的にしみる場合、

知覚過敏を疑います。

 

しかし、冷たいモノだけでなく

温かいモノも

心臓のバクバク感が感じるほどの激痛で

数分間尾を引いたように痛い、

もしくは、常温の水もしみる、

または、何もしなくてもズキズキする、

このような症状は

虫歯や破折などを原因とした

歯の内部の神経の炎症を疑います。

 

しかし、

もしこれらの症状に当てはまらないのであれば、

他の原因を疑います。

 

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2021年3月3日

親知らずが横に潜っている場合、

抜歯を勧める場合がほとんどです。

 

その際には

麻酔の範囲を広くして、痛みが完全にブロックして行います。

親知らずが真横に生えている場合、

手前の歯で完全にロックされ引っかかっていますから、

歯を二つ以上に分割する事になります。

 

親知らずの根の方向によっては、

骨を抱えていたり、

骨にフックがかかったように引っかかっている為に

骨を一部取り除く事があります。

このような大がかりな処置になるため、

下の親知らずの抜歯は、

一般的に術後数日間腫れる事が多いのです。

 

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2021年3月2日

今日は、”親知らず”についての話です。

 

親知らずは、日本人を含めたアジア系の人々の多くで

引き起こされやすい問題です。

しかし、厄介なのは、

親知らずによる症状が出ていない、

又は症状を自覚していない方がほとんどである事です。

 

つまり、

親知らずはほとんどの場合、

他の歯と同じように真っすぐ生えないのです。

そのほとんどは、歯肉の中に潜っているので、

親知らずがある事を知らない方も少なくありません。

 

歯肉に潜っているので、

生えてないのと同じかと思いがちですが、

ほとんどの場合、

親知らずが完全に骨の中に埋まっている事はなく、

しかも、手前の歯に引っかかっているために

薄い歯肉の下に親知らずの頭が留まっているのです。

これは、

もう口の中の汚れにさらされているのと同じなんです。

 

このような状態は、

歯の大きさに対して、

顎の骨の大きさが十分でないために、

親知らずが並べきらない状況のためにおこります。

 

このような生え方の”親知らず”の問題として、

親知らずの腫れ、痛み、虫歯の発生を

考えるかもしれません。

しかし、何よりも問題なのは、

第2大臼歯と呼ばれる、

親知らずと接する手前の奥歯への影響、

具体的には 虫歯 なのです。

 

親知らずによって引き起こされる第2大臼歯の虫歯は、

ほとんどの場合、

かなり歯肉の下の深い部分にできるため、

治療器材が届く限界を越えてしまい、

治療が困難になります。

たとえもし治療できたとしても、

治療後のお手入れが困難となるため、

結果的に抜歯する事になる事もしばしばあります。

 

つまり、潜っている親知らずを放置していた為に、

その手前の奥歯も失うリスクを高めているわけです。

痛みや腫れが出るまで待ちたい、

という心理はもちろん理解できますが、

手前の奥歯も犠牲になる事を考えれば、

潜伏している親知らずをあらかじめ抜歯しておく事が

大変重要だと思いませんか?

 

他院で

「親知らずはありますが、生えていないのでそのままにしておきましょう」

と言われていた方からすると、

親知らずの抜歯を勧められる事に

抵抗を示す事もあります。

 

もちろん、抜歯をするかしないかは

患者さんのご判断になりますが、

親知らずの抱える問題や影響を

認知されていない状態のまま、

将来に問題を先送りするような事は

避けたいと考えており、

当院では、状況について説明するようにしています。

 

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2021年3月1日

お子様の歯科検診をすると、

時々見かけるのが、

癒合歯です。

これは乳歯が作られる過程で

2本の歯がくっついたまま生えてきてしまった状態です。

乳歯では比較的おこりうる事ですが、

生え変わる永久歯も同じように癒合している事は稀です。

乳歯の癒合歯の場合、

ほとんどは前歯でおこります。

歯のサイズが1本分足りないような状況ですので、

全体的に「すきっ歯」の状態であれば問題ないのですが、

もし他の歯に隙間がなく、ぴったり歯が詰まっている状態ですと、

顎の骨の成長を多少促すように対策を執る必要があるかもしれません。

 

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大岡歯科医院 代表 大岡  洋 大岡歯科医院
/www.harvarddent.com/ 代表 大岡 洋

【経歴】
1997年
東京歯科大学 卒業
1997-2002年
ハーバード大学歯学部・公衆衛生学部大学院
(予防歯科学専攻)修了
Sc.M.(Master of Science)取得
2003年
東京歯科大学非常勤講師
(歯科補綴学:審美および咬み合わせ分野)
2008年
慶應義塾大学特選塾員

【資格】
厚生労働省 臨床研修指導医

【所属学会】
国際歯科学士会(I.C.D)会員
アメリカ歯周病学会(A.A.P.)会員
日本歯周病学会 会員
慶應義塾大学 歯科三田会 会員