2021年2月27日

小児を扱う中で、

「高位の上唇小帯」が大変高い頻度で問題になります。

上唇小帯は、上の中央の前歯の間にある”スジ”です。

(小児歯科学会HPより)

 

このスジが上の前歯のすぐ近くまで付着している状態を

学童期以前のお子様で頻繁に見かけます。

これは異常な状態ではありません。

成長と共に歯から離れた場所に移動していく事が多いです。

しかし、学童期以前のお子様の場合、少々問題になります。

もし、この小帯を歯ブラシでゴシゴシすると、とても痛いのです。

多くのお子様は日頃の歯ブラシを嫌がる傾向があると思いますが、

歯ブラシで痛い経験をさせると、余計に歯ブラシをさせてくれません。

 

防止策としては、歯ブラシを持っていない方の人差し指で

上唇をクルッと巻き込むようにして、その場に固定し、

その人差し指に沿わせるように歯ブラシを入れると、

痛みを引き起こさずに、歯ブラシをスムーズに入れられ、

汚れを落としやすくなります。

 

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2021年2月26日

お子様をお持ちの方からの質問を

時々受ける事があります。

今回は、歯の白濁についてです。

 

歯の一部が白濁を示している場合、

まず左右対称に出ているかを確認してください。

もし同じような白濁が左右にある場合、

歯が形成される際に生じた白濁だと考えられます。

これは乳歯だけでなく、永久歯でも言えます。

このような白濁は消失する事はありません。

永久歯でどうしても気になる場合には

プラスチックやセラミックで

詰めたり被せる必要があります。

 

さて、気をつけなければならないのは、

左右対称ではない歯の白濁です。

特にその白濁の位置が歯肉の際に沿っている場合や

歯と歯の間にある場合には、

初期の虫歯を疑います。

 

歯の白濁は、ごく初期の段階ですから、

口の中の清潔を高めていければ、

そのまま進行させずに済む事も多くあります。

再石灰化を促すように、

フッ素入りのペーストを少量使う事も効果的です。

 

お子様のお口の管理は大変です。

 

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2021年2月25日

歯科医師会の公衆衛生事業の一環で

地域の保健センターで

1歳6か月、3歳児の歯科検診を

2~3か月に一度担当させて頂いています。

 

近年、30人前後のお子様を拝見しますが、

そのうち虫歯は数本しかありません。

私たちの世代だったら、

一人当たり数本の虫歯も珍しくありませんでした。

 

そんな中、

近年よく見かけるのが、歯の「叢生」です。

つまり、隣り合う乳歯が重なっている状態です。

このような状態で、まず問題なのは、

重なった部分に、歯ブラシがうまく入らないため、

虫歯の温床になりやすい事です。

歯ブラシの方向を変えたり、フロスを活用するなどの

工夫が必要です。

 

この「叢生」という状態が、更に問題なのは、

顎の成長状態がやや悪い可能性がある、という事です。

つまり、顎の骨の大きさに対して、

歯の大きさが大きすぎる状態と言えるわけです。

 

乳歯の場合、

理想的な歯並びは、「すきっ歯」の状態です。

乳歯は小さいですから、

顎の骨がやや小さくても歯が並びやすいわけです。

 

それが叢生の場合には、

小さな乳歯の並べられるスペースも

足りないわけですから、

顎の骨の成長がやや悪い傾向だと言えるかもしれません。

 

もちろん、

顎の骨を含めた全身の成長は

3歳以降急速に進む事は多々ありますので、

問題ない場合も多くあります。

 

しかし、

永久歯の生え変わりが盛んになる学童期の前に

顎の骨の成長を把握しておく事は

大変重要であると考えます。

お子様の成長発育を長期間にわたって診られる、

かかりつけの歯科の先生を決める事をお勧めします。

 

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2021年2月24日

お子様をお持ちの患者さんから

よく受ける質問です。

「”仕上げみがき”はいつ止めればいいの?」

 

答えは、できるだけ学童期が終わるまではしてほしい、です。

幼児期は、

ほとんどの親が歯ブラシの仕上げを行っていますが、

小学校入学を機に

お子様に歯ブラシを全て任せてしまう事が多く見られます。

 

しかし、永久歯は生え変わった直後は

歯に含まれるカルシウムが少なく、虫歯になりやすい状態で

特に重要な時期なのです!

口の中の唾液中のカルシウム成分が

時間をかけてゆっくり歯の表面に沈着し、

虫歯への抵抗性を高めていくので、

永久歯に生え変わってからも、

約3年くらいは油断できません。

多く生え変わる8~9歳までは少なくとも、

お子様本人の歯ブラシの後に

仕上げみがきをする事が必要ですし、

永久歯に全ての歯が生え変わり、安定する15歳くらいまでは

仕上げみがきができなくても、

歯ブラシの状態を把握してあげる必要はあります。

 

また、虫歯ゼロを達成できたとしても、

歯がある限り、歯周病のリスクは高く、

歯ブラシがしっかりできなければ、

歯周病で悩まされる事になります。

 

小学校高学年から中学校にかけては、

思春期で難しい時期ですが、

出来る限り、お子様のお口の管理をしてほしいと思います。

 

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2021年2月23日

プラスチックやセラミックの

詰め物や被せ物を入れる際、

歯の色の選択が重要です。

 

その際には、

シェードガイドという色見本で選択します。

 

歯の色は主に

エナメル質と象牙質という

二層構造で構成されています。

 

エナメル質は外表の歯を構成し、

歯の透明感や白さを出しています。

内部の象牙質は

やや黄色を帯びています。

この黄色がエナメル質で

薄く透過されて歯の色になっています。

 

ですから、

エナメル質が薄かったり、

象牙質の色が濃いと

歯の色が濃い印象になります。

 

プラスチックでは

透明感が再現しにくいので、

歯の質感が出しにくく、

プラスチックが完全に硬化し、

水分で濡れた状態では歯の色調になります。

それに対して、

セラミックは

透明感が出しやすいので、

様々な色調のセラミックを積み重ねて

歯の色調を表現する事が可能です。

 

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2021年2月22日

前歯の虫歯治療の場合、

プラスチックにするか、セラミックにするかを

考えなければならない事があります。

 

前歯にプラスチックの詰め物を入れる場合、

プラスチックの変色により

将来的に詰め替えを繰り返していく可能性がある事を

説明をします。

 

すると、患者さんの中に、

プラスチックの詰め物ではなく

セラミックの被せ物にしてしまいたい、

という要望が寄せられる方がいらっしゃいます。

確かに、セラミックは変色のリスクはかなり低く、

長期間に渡り色調が安定しています。

また、透明感が天然の歯に近いので質感が自然です。

 

しかし、セラミックの場合には「割れる」という欠点があるため、

セラミックの厚みを確保する為、

虫歯の部分に加えて天然の歯をある程度削る必要があります。

もし前歯の虫歯によって、天然の歯が半分以上失われていたら、

プラスチックよりもセラミックで被せた方が得策だと思いますが、

 

虫歯の範囲が限定的な場合には、

変色のリスクや強度不足ではあるものの、プラスチックを詰めておいて、

天然の歯をなるべく保存する方が良い場合もあります。

 

当院では歯の状況に合わせた、治療方法の選択肢を提示させて頂きます。

 

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2021年2月20日

今日はプラスチックについての話です。

プラスチックの詰め物についてのお問い合わせを頂く事が

多くあります。

プラスチックの詰め物は、天然の歯に近い色調を出せる材料で

健康保険が適用される場合も多く、比較的安価です。

しかし、強度の面で天然の歯よりも確実に弱い欠点があります。

最近、プラスチックの配合成分の具合で強度が増してきていますが、

それでも、プラスチックはやはりプラスチックでしかないのです。

 

また時間が経過するにしたがい、変色してしまいます。

天然の歯の表面とは接着するのですが、経年変化で接着力が落ち、

封鎖が悪くなると、歯とプラスチックの境界に小さな段差ができ、

その段差が着色してくると、

プラスチックの周りを囲むような黒い線ができます。

 

このように、

プラスチックはある程度の頻度で

詰め替えを繰り返していく宿命を持っています。

 

特に

コーヒー、紅茶、緑茶、

カレー、赤ワイン、タバコ

などは、プラスチックへの着色を引き起こしますので、

頻繁に摂るような習慣があれば、

プラスチックの変色の周期が早まる事になります。

しかし、プラスチックの変色を恐れて

これらを飲食しないというわけにはいきません。

なかなか、悩ましいところです。

 

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2021年2月18日

ストリークレーザーは

「近」赤外線の波長である事で、幅広い治療が可能になっています。

 

もう一つ、大きな特徴として

プラズマを出す事が挙げられます。

「プラズマ」は2700℃という高温の火の玉です。

そんな鉄も溶かすほどの高温のものをお口の中に入れているんです。

では、なぜこのプラズマを歯や歯肉に当てても熱いと感じないかと言うと、

1/10,000秒というとても短い時間で照射が終わっています。

つまり、神経が熱いと感じる前にレーザー照射が終わっているわけです。

更に熱く感じないもう一つの理由が、

レーザー照射の際に噴射される乳液。

これがレーザーで作用した場所を急激に冷やしてくれるのです。

 

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2021年2月17日

突然ですが、

口の中に百円玉を入れ続ける事を想像してみてください。

 

どんなに清潔に消毒してあっても、

百円玉を口の中に入れているのは、

金属を舐めているのと同じですから、

独特の金属の味を想像するかもしれません。

 

実際に口の中に金属の詰め物が入ると、

唾液を介して、金属イオンが微量ながら溶け出しています。

金属アレルギーは、

この金属イオンに体の免疫機能が過剰に反応した結果です。

金属アレルギーの方でなくても、

口の中に金属を入れるのはちょっと抵抗ありませんか?

 

金属はその強度から

機能的にも耐久性の面でも大変魅力的でありますが、

金属イオンの問題は

今後もよく考えていく必要がある事だと思います。

当院では、

金属を用いない「メタルフリー修復」という選択肢も

ご提案させて頂いております。

場合により、健康保険は適用されません。

ご興味のある方は、スタッフまでお気軽にご相談ください。

 

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2021年2月16日

最近、顎関節症についてのお問合わせを多くいただきます。

その中で特に多いのが

「マウスピース」についてです。

場合によっては、

「スプリント」「ナイトガード」

と呼んでいる場合もあります。

歯の形状に精巧にフィットした

薄いプラスチック製のものが多いと思います。

 

当院では、

基本的にはマウスピースの装着を推奨しておりません。

 

もちろん、

ラグビーや格闘技など

顔面への衝撃が考えられる場合の歯の保護の目的や

ゴルフなどで咬む力からパフォーマンスを

最大に発揮させる目的での使用は推奨していますが、

顎関節症治療の一貫で処方されるマウスピースは

一時的に咬み合わせの高さを高くする事で

顎の関節(顎関節)の緊張を

一時的に緩ませる事を目的にしています。

 

一般的には、

上下の歯の咬み合わせを

マウスピースで均等化させた後、

一定期間口の中に装着させると、

習慣性に強く上下の歯があたる場所が

極端に擦り減りますので、

咬み合わせの当たりが強い場所を

特定していく事になります。

 

しかし、上下の歯の咬み合わせ関係自体が

変化しているわけではありませんから、

マウスピースが犠牲となって、上下の歯の摩耗を防ぎ、

マウスピースに穴が開いたら、

繰り返し、

新たにマウスピースを製作していく事になります。

上下の歯の咬み合わせ関係は

そのままにしていきますので、

原因を解決するような根本治療とは異なり、

「対症療法」として経過観察していく事になります。

 

マウスピースは

生理的な機能を阻害してしまう事にもなりかねず、

短期的に顎の症状を軽減する目的で使うか、

もしくは

元々、過剰な咬む力の為に

歯の破折が危惧される場合に限り使う事がありますが、

通常はマウスピースの装着を積極的に勧めていません。

 

現に、当院に顎関節症で来院した患者さんのほとんどは

過去に他医でマウスピースの装着を勧められ、

一定期間装着してみたものの、

ほとんど効果の改善が見られなかったり、

装置の違和感で

長期間装着しないうちに、

そのまま放置している方がほとんどです。

 

当院では

頭頸部の筋肉群の緊張を解放する事で

咬む力をかける必要がなくなる為、

マウスピースの装着の必要がなくなります。

 

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大岡歯科医院 代表 大岡  洋 大岡歯科医院
/www.harvarddent.com/ 代表 大岡 洋

【経歴】
1997年
東京歯科大学 卒業
1997-2002年
ハーバード大学歯学部・公衆衛生学部大学院
(予防歯科学専攻)修了
Sc.M.(Master of Science)取得
2003年
東京歯科大学非常勤講師
(歯科補綴学:審美および咬み合わせ分野)
2008年
慶應義塾大学特選塾員

【資格】
厚生労働省 臨床研修指導医

【所属学会】
国際歯科学士会(I.C.D)会員
アメリカ歯周病学会(A.A.P.)会員
日本歯周病学会 会員
慶應義塾大学 歯科三田会 会員